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お葬式にまつわるエトセトラ〜経験者からのアドバイス〜
地域によって驚きの葬儀のしきたり
以前義理の父方の祖母が亡くなり、私はその孫娘の旦那として葬儀に参列した。この祖母は、いわゆる「本家」の嫁ということで、近隣の人はもちろん、本家や分家とった親戚が沢山集まり、とても大人数の葬儀となった。葬儀自体は、お坊さんの読経や、皆で線香を手向けるといった具合に普通であったが、葬式の最後に、なぜかとても大きくてながい数珠が登場した。数珠の一球が卵ぐらいあり、その長さはおよそ12畳の部屋の壁にくっ付きそうなくらいであった。
そんな大きな数珠を見たのは初めてであった。その数珠が登場すると、参列者が皆輪になって、その数珠をつかみ、独特の歌を歌い名がら数珠をまわし始めた。その歌はなんと言っているか分からなかったが、どうやらこうして皆で数珠を回す事で、死者の霊を収めるとともに、まだ生きている人間が長生きできるように、また不幸が訪れないように願うしきたりで、この土地では必ず行われる儀式らしい。そしてその際は例え少しでもかまわないが、全ての人がその輪に加わり、数珠を回すことと、その数珠に触れることで、長生きできると信じられているらしく、私も加わるようにと促され、その数珠を手にした。とても重量感ある数珠で、使い込まれているせいか、木製の球はテカテカに光っていた。幾つかの葬儀に参列したが、このようなしきたりが今も守られているのかと思うと、日本の文化の多様性にとても関心してしまった。
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